Kling 4.0とは?料金・使い方・AI Avatarの実例【2026年】

目次
- Kling 4.0とは
- Kling 4.0でできること
- 向いている用途と向いていない用途
- キーフレームの使い方
- Kling 3.0からの変化
- Kling 4.0の料金
- 費用の見積もり方
- 使い方とAPIの状況
- 商用利用と利用条件の注意点
- 入力する素材の扱い
- 当社の実例:AI Avatarで話す映像を作る
- 話す映像の費用の計算例
- 公開までの手順
- Seedanceなど他の動画生成AIとの比較
- 選ぶときの確認項目
- AI Beat 編集部の見解
- よくある質問
- Q. Kling 4.0は日本から使えますか?
- Q. 有料プランなら商用利用できますか?
- Q. APIは使えますか?
- Q. AI Avatarの費用はどのくらいですか?
- Q. Kling 4.0とKling 4.0 Flashは何が違いますか?
- Q. 生成に失敗したら費用はかかりますか?
- Q. 無料で試せますか?
- Q. 本人の写真で話す映像を作ってもよいですか?
- まとめ
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Kling 4.0は、快手(Kuaishou)が2026年10月に全面公開した動画生成AIです。3〜30秒の動画を作れて、最大10個のキーフレームで動きを指定できます。本記事では、できること、料金、APIの状況、商用利用の注意点を公式情報で整理します。あわせて、当社(AI Beatの運営元、AI Native)が人物の話す映像をKlingで作った実例を、費用と失敗も含めて紹介します。当社が使ったのはAI Avatar v2で、Kling 4.0そのものの利用記録ではありません。
Kling 4.0とは

Klingは中国の動画プラットフォーム企業、快手が開発する動画生成AIです。Kling 3.0の発表は2026年2月5日で、1回3〜15秒の動画に対応しました。
その後、9月28日にKling 4.0 Flashが限定で公開され、10月15日に4.0が全面公開されました。快手の投資家向けの発表は10月16日付です。
なお、当サイトのKlingの概要記事は初期の内容です。最新の版を調べる場合は本記事を参照してください。
Kling 4.0でできること

公式の比較ページで確認できる主な機能は次のとおりです。
| 項目 | Kling 4.0 |
|---|---|
| 動画の長さ | 3〜30秒 |
| キーフレーム | 最大10個 |
| 参照素材 | 合計15件まで(種類別の上限は画像10、動画5、被写体7) |
| 解像度 | 720p、1080p、4K(1080pと4KはHDRに対応) |
| 画面比率 | 21:9にも対応 |
| 音声 | 2チャンネルのステレオ |
| プロンプト | 8,000トークンまで |
大きな特徴はキーフレームです。場面の途中の見せたい状態を指定できるため、絵コンテに沿った映像を作りやすくなります。公式サイトはMCPとCLIへの対応も案内しており、AIエージェントから呼び出す使い方も視野に入ります。
2分の延長は、本記事の執筆時点では「近日」の扱いです。発注の前に、機能が使える状態かどうかを確認してください。
動画生成AI全体の中での位置づけは動画生成AIのランキングで比較しています。
向いている用途と向いていない用途
Kling 4.0が活きるのは、見せたい場面の順番が決まっている動画です。たとえば、商品の紹介動画で「箱を開ける、中身を見せる、使う場面に移る」という流れを指定したい場合です。キーフレームで途中の状態を指定できるため、絵コンテに沿わせやすくなります。21:9に対応しているので、映画のような横長の映像にも使えます。
一方で、文字や数字を正確に見せたい場面には向きません。当社の試作でも、頼んでいない文字が映り込みました。社名や価格など正確さが必要な文字は、生成した映像の中に入れず、編集ソフトであとから重ねるほうが確実です。人物の細かい手の動きや、長い会話の場面も、作り直しを見込んでおく必要があります。
キーフレームの使い方
キーフレームは、多く置けばよいわけではありません。編集部では次の順で増やす方法をすすめています。
- 最初と最後の場面だけを指定して生成する
- 途中で崩れる場面を見つける
- 崩れる場面の直前に1つキーフレームを足す
- 足したあとの結果を見て、必要な箇所だけ追加する
最初から10個を埋めると、どの指定が結果に影響したのか分からなくなります。少しずつ足せば、原因を切り分けやすく、作り直しの回数も減らせます。
Kling 3.0からの変化
Kling 3.0と4.0を、公開情報で比べると次のようになります。
| 項目 | Kling 3.0 | Kling 4.0 |
|---|---|---|
| 発表 | 2026年2月 | 2026年10月 |
| 1回の長さ | 3〜15秒 | 3〜30秒 |
最大の変化は長さです。1回で作れる長さが2倍になると、場面のつなぎ目を減らせます。短いカットを何本もつないでいた動画でも、1回の生成で場面の流れを作れる可能性があります。
Kling 4.0 Flashは20秒、720pまでの軽い版として9月に限定公開されました。公式の案内で対象は限られているため、自分のプランで使えるかを画面で確認してください。従来のStandardとProのようなモードが4.0にもあるかは、本記事の執筆時点で確認できていません。
Kling 4.0の料金

公式のクレジット規定で確かな数字は次のとおりです。
- 1ドルは66クレジット
- 購入したクレジットの有効期限は2年
- 生成に失敗した場合はクレジットを返却
月額プランは、調べた時期や表示によって数字が異なります。ギズモードの提供記事はStandardが月10ドルで660クレジット、Proが月37ドルで3,000クレジットと紹介しています。公式の料金画面はログイン後の表示が基準になるため、この数字は目安として扱ってください。
Kling 4.0の1本あたりの消費クレジットは、公式の数字を確認できていません。少額で数本作り、実際の消費を測ってから月額プランを決める方法をすすめます。
費用の見積もり方
クレジット制のサービスは、月額の金額だけを見ても、作れる本数が分かりません。次の順で見積もると実態に近づきます。
- 作りたい動画の秒数と解像度を決める
- その条件で1本作り、実際に減ったクレジットを記録する
- 作り直しの回数をかける(当社の実例では、問題の区間の作り直しが発生しました)
- 月に必要なクレジットを計算し、プランを選ぶ
たとえば1本の消費が135クレジットなら、1ドル66クレジットで換算して約2ドルです。これを3回作り直せば、合計4回で約8ドルになります。なお、135クレジットは提供記事が示す目安で、公式の数字ではありません。自分の条件で測り直してください。
使い方とAPIの状況

画面で使う場合の基本の流れは次のとおりです。
- 短い秒数と低い解像度で、構図と動きを確かめる
- 崩れる場面にキーフレームを足す
- 参照素材を入れて、人物や商品の見た目を揃える
- 問題のない案だけ、高い解像度で作り直す
APIの状況は情報が揺れています。10月16日の発表では近日開放とされていました。一方、開発者向けの料金ページの表示は、ページによって「提供中」と「準備中」に分かれています。fal.aiなどの外部サービス経由で使えるという情報もありますが、組み込む前にKlingの開発者向け料金ページで最新の状態を確認してください。
複数のモデルをまとめて試したい場合は、Pollo AIのようなサービスを使う方法もあります。
商用利用と利用条件の注意点

業務で使う前に、Klingの利用規約の次の点を確認してください。
- 権利: 生成物の権利はユーザーにあり、Klingは主張しないとされています(第4.4条)
- 表示: 無断の場合は、生成物がKling AIで作られた旨の表示が必要です(第4.5条)
- 商用利用: 書面の許可なく商用目的で使えないという記載があります(第4.6条)
- 学習: 入出力がモデルの学習に使われることがあります。メールで撤回できます(第4.7条)
商用利用は注意が必要です。公式のよくある質問には、有料プランには商用権があるという説明があります。ところが、規約本体には有料プランの例外が書かれていません。有料プラン向けの規約を当社は確認できていないため、「有料なら商用可」とは言い切れません。広告や受託制作で使う場合は、有料プランの規約を確認し、必要なら快手に問い合わせてください。
YouTubeに出す場合は、YouTubeの生成AIガイドラインもあわせて確認してください。
入力する素材の扱い
規約では、入出力がモデルの学習に使われることがあるとされています。公開前の新商品の画像、顧客が映った写真、社外秘の資料が映り込んだ画像は、入力する前に確認が必要です。学習への利用はメールで撤回できるとされていますが、撤回の範囲と時期は自社で確かめてください。
利用を始める前に、次の点を社内で決めておくと運用が安定します。
- 入力してよい素材と、入力してはいけない素材
- 学習への利用を撤回するかどうか
- 生成元の表示をどこに書くか
- 公開前に確認する担当者
当社の実例:AI Avatarで話す映像を作る

当社では、KlingのAI Avatar v2をfal.ai経由で使い、人物の画像と音声から話す映像を作りました。通常の動画生成の評価ではありません。また、他社のツールと同じ条件で比べた結果でもありません。
| 用途 | モデル | 単価 | 実績 |
|---|---|---|---|
| 営業動画の冒頭の試作 | AI Avatar v2 Pro | 1秒0.115ドル | 約93秒で約10.74ドル |
| 自社の動画の人物パート | AI Avatar v2 Standard | 1秒0.0562ドル | 47.2秒で約2.65ドル |
実際に起きた問題と、対処は次のとおりです。
- 意味のない文字が映り込んだ: 画面の下に字幕のような文字が出ました。「文字を出さない」という指示は効かず、該当の部分を切り取って除きました
- 無音の間も口が動いた: 元の画像を口を閉じた表情に変えても直りませんでした。音声の0.4秒以上の無音を0.18秒に詰めて作り直すと、長い無音中に口が動く場面はなくなりました
- 映像の一部にノイズが出た: 約58秒の映像で、髪の部分に2秒ほど黄色いノイズが出ました。問題の7.8秒だけ作り直して差し替え、費用は8秒ぶんの約0.45ドルで済みました
試作から分かったのは、音声の編集が映像の品質を左右することです。無音を詰めてから生成すれば、作り直しを減らせます。また、1本をまとめて作り直すより、問題の区間だけ差し替えるほうが費用を抑えられます。
人物の映像を出す場合、当社では本人の許可を取り、AIで作った映像であることを動画内で開示しています。架空の人物を使う場合も、見る人の誤解を招かないよう説明を添える必要があります。
話す映像の費用の計算例
当社の単価で60秒の話す映像を作る場合を計算すると、Standardは約3.4ドル、Proは約6.9ドルです。Proは約2倍の単価なので、まずStandardで試し、品質が足りない場合だけProに切り替える方法が合理的です。
| 長さ | Standard | Pro |
|---|---|---|
| 30秒 | 約1.7ドル | 約3.5ドル |
| 60秒 | 約3.4ドル | 約6.9ドル |
| 180秒 | 約10.1ドル | 約20.7ドル |
ただし、これは1回で成功した場合の金額です。当社の例では、1回の生成で全編が使えるとは限らず、確認と部分の作り直しが必要でした。また、音声を作る費用や、人が確認する時間は別にかかります。
公開までの手順
当社の経験から、話す映像を作るときの手順は次のとおりです。
- 音声を先に完成させ、長い無音を詰める
- 本人の許可を文書で取る。架空の人物でも、実在の人物に似ていないか確認する
- 短い区間で試し、口の動きと文字の映り込みを確認する
- 全編を生成し、人が最初から最後まで見る
- 問題の区間だけ作り直して差し替える
- AIで作った映像であることを、動画の中や概要欄で開示する
話す映像は、人の顔が映るぶん、見る人が違和感に気づきやすい形式です。短い区間で問題を見つけてから全編を作ると、費用も時間も抑えられます。
Seedanceなど他の動画生成AIとの比較

比較されることが多いのは、ByteDanceのSeedance 2.5です。
| 項目 | Kling 4.0 | Seedance 2.5 |
|---|---|---|
| 1回の長さ | 3〜30秒 | 30秒まで |
| 参照素材 | 計15件 | 画像30、動画10、音声10 |
| 強み | キーフレームの制御 | 参照の多さ、音声の同時生成 |
| 注意点 | 商用条件の確認 | 窓口と規約の確認 |
絵コンテどおりに動きを指定したい場合はKling、参照素材で見た目を揃えたい場合はSeedanceが候補になります。当社はこの2つを同じ条件で比べていないため、品質の優劣は判断していません。自社の素材で、同じ指示を両方に試して比べてください。
OpenAIの動画モデルと比べる場合はSora 2の解説、編集の機能を重視するならRunwayも参考になります。
選ぶときの確認項目
どちらを使うか迷う場合は、機能の一覧を比べるより、自社の動画に当てはめて確認するほうが判断しやすくなります。
- 動画の中で、見た目を揃えたい人物や商品があるか
- 場面の途中の状態まで指定する必要があるか
- 音声も同時に作りたいか、音声は別に用意するか
- 社外に公開するか、社内の説明に使うか
- 法務が確認できる規約が手に入るか
動画制作では、モデルの違いより、素材の準備と確認の工程が結果を左右します。当社の実例でも、品質を上げたのは音声の編集と差し替えの工程でした。
AI Beat 編集部の見解

Kling 4.0はキーフレームの指定で、偶然に頼らない動画制作へ近づいています。ただし、企業の導入で先に確認すべきなのは機能よりも規約です。特に商用利用は、よくある質問と規約本体の説明が揃っていません。
当社の実例では、生成AIの費用そのものは大きくありませんでした。時間がかかったのは、映像の確認と差し替えです。導入の検討では、生成の単価だけでなく、人が確認する時間まで含めて見積もることをすすめます。
よくある質問

Q. Kling 4.0は日本から使えますか?
公式の提供国の一覧は確認できていません。規約の地域別の条項に日本はありませんが、日本語の媒体がWebでの利用を紹介しています。自分のアカウントで確かめてください。
Q. 有料プランなら商用利用できますか?
公式のよくある質問には商用権の説明がありますが、規約本体には有料プランの例外が書かれていません。有料プラン向けの規約を確認してください。
Q. APIは使えますか?
10月16日の発表では近日開放とされ、開発者向けページの表示は分かれています。組み込む前に最新の表示を確認してください。
Q. AI Avatarの費用はどのくらいですか?
当社がfal.ai経由で使った際の単価は、Standardが1秒0.0562ドル、Proが1秒0.115ドルでした。料金は変わることがあるため、最新の表示を確認してください。
Q. Kling 4.0とKling 4.0 Flashは何が違いますか?
Flashは20秒、720pまでの軽い版で、9月に限定で公開されました。4.0は3〜30秒で、4Kまで対応します。Flashを使える条件は画面で確認してください。
Q. 生成に失敗したら費用はかかりますか?
公式のクレジット規定では、失敗した場合はクレジットを返却するとされています。ただし、生成できたものの品質が足りない場合の作り直しは、通常どおり消費します。
Q. 無料で試せますか?
無料で使える範囲は、時期とプランによって変わります。公式の画面で確認してください。まずは少額のクレジットで、短い動画を作って試す方法をすすめます。
Q. 本人の写真で話す映像を作ってもよいですか?
本人の許可を取り、AIで作った映像であることを開示する運用をすすめます。他人の写真を無断で使うと、肖像権の問題になるおそれがあります。
まとめ

- Kling 4.0は3〜30秒の動画に対応し、最大10個のキーフレームで動きを指定できる
- 公式で確かな料金の基準は1ドル66クレジットで、月額プランは画面で確認する
- 商用利用は説明が揃っていないため、有料プランの規約を確認する
- 話す映像は、音声の無音を詰め、問題の区間だけ差し替えると費用を抑えられる
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最終更新: 2026年11月





