AINOW(エーアイナウ)編集部です。生成AI技術の急速な進化に伴い、日本国内でもAI開発やコンサルティングに取り組む企業が急増しています。大手企業から革新的なスタートアップまで、多種多様なプレイヤーが独自のサービスやソリューションを展開し、各業界でのAI活用を推進しています。
本記事では、日本の主要な生成AI関連企業を網羅的に紹介し、それぞれの特徴や提供サービス、注目ポイントを詳しく解説します。自社に最適なAIパートナーを見つけるための一助となれば幸いです。
また、弊社でも生成AIを活用した開発・コンサルティングを行なっておりますので、ぜひお問い合わせくださいませ。

この記事のサマリー
- 国内大手企業による生成AIプロジェクトの概要と、具体的な活用事例を紹介します。
- 生成AI技術に特化した日本のスタートアップ企業をピックアップし、各社の特徴や革新的な取り組みを解説します。
- AIソリューション提供やシステム受託開発を行う主要な企業をリストアップし、そのサービス内容や強みを紹介します。
この一覧に掲載を希望される企業はお問い合わせよりご連絡ください。さらに掲載は有料となります。
昨今の生成AI(ジェネレーティブAI)ブームに伴い、日本国内でも多種多様な企業が生成AIの開発・受託開発、コンサルティング、業務自動化ワークフロー構築などに取り組んでいます。ChatGPTに代表される大規模言語モデル(LLM)の登場以降、AIの導入は製造・小売から金融・公共まで急速に広がり、自社業務への生成AI活用を検討・導入する企業が急増しています。その結果、「生成AI 開発」や「生成AI 受託」、「生成AI コンサルティング」といったキーワードでサービスを提供する企業も、大手から中小・スタートアップまで幅広く登場しています。本記事では、そうした日本国内の生成AI関連サービス提供企業を網羅的に紹介します。
- 大手企業の生成AIプロジェクト
- 生成AI技術に特化したスタートアップ企業
- AIソリューション提供・受託開発を行う企業
- 株式会社エクサウィザーズ
- 株式会社Laboro.AI(ラボロAI)
- 株式会社ABEJA(アベジャ)
- 株式会社ブレインパッド
- 株式会社AVILEN(アビレン)
- 株式会社AIdeaLab(エーアイディアラボ)
- 株式会社Cogent Labs(コージェントラボ)
- ニューラルグループ株式会社
- 株式会社アラヤ(Araya Inc.)
- SENSY株式会社
- 株式会社FRONTEO(フロンテオ)
- HACARUS株式会社
- AI inside 株式会社
- 株式会社エクスプラザ(EXPLAZA)
- エクスウェア株式会社(Xware)
- 株式会社マクニカ
- 株式会社Fusic(フュージック)
- Vareal株式会社
- AIMENEXT JAPAN株式会社
- 株式会社ヘッドウォータース
- 株式会社ウサギィ(Usagee Inc.)
- 株式会社KICONIA WORKS
- Global Walkers株式会社
- アポロ株式会社(APOLLO, Inc.)
- IgnitusAI株式会社
- 株式会社オプティム(OPTiM)
- 株式会社モルフォ(Morpho, Inc.)
- その他の企業
大手企業の生成AIプロジェクト

NTT(日本電信電話株式会社)
日本を代表する通信事業者で、独自の生成AIサービス「tsuzumi」を提供しています。tsuzumiは高度な自然言語処理技術を活用したテキストデータ解析・生成に強みを持つAIで、自動応答システム(問い合わせ対応の自動化)や文書生成(ビジネスレポート・記事の自動作成)といった機能を備えています。実際に、大手銀行のカスタマーサポート自動化や新聞社でのニュース記事自動生成などに活用され、業務効率化と精度向上に貢献しています。
NTTグループ(corevo)
NTTグループのAIブランド「corevo(コレボ)」は、40年以上の研究蓄積による世界トップクラス精度の自然言語処理・音声認識技術が強みで、業務効率化・コスト削減・サービス品質向上に寄与するソリューション群です。例えば、人間の意図や感情を理解して対話応答するAgent-AI(コールセンターやチャットボットの高効率化)、生体情報から心身状態を読み取るHeart-Touching-AI(健康管理・スマートシティ用途)、複数AIが連携してシステム全体を最適化するNetwork-AIなどを提供しています。導入事例として、JAFコールセンターでの1日4,000件対応の自動化(音声認識ソリューション)、書店・図書館での利用者の興味に応じた書籍レコメンド、高齢者施設でのバイタル監視による異常検知などがあり、ユーザー満足度や安全性向上に繋がっています。
ソニーグループ(Sony AI)
ソニーが2019年に設立したAI研究開発組織で、エンタテインメント分野を中心にクリエイティブプロセスの支援や新しいコンテンツ創造に期待が寄せられています。Sony AIはソニーのエレクトロニクス、エンタメ、金融など幅広い事業でAI活用による新価値創造を目指し、例えばエンタメ領域ではコンテンツの生成・編集・解析AI、エレクトロニクス領域ではスマート家電向け音声・画像認識AI、金融領域ではリスク管理や市場予測、チャットボットによる顧客対応などのサービスを提供しています。(ソニーは強力なゲームAIや映像制作AIの開発実績もあり、クリエイティブAI分野で存在感を示しています。)
富士通グループ(FUJITSU Human Centric AI Zinrai)
富士通が自社のAI技術を結集して開発した包括的プラットフォーム「Zinrai(ジンライ)」を展開しています。Zinraiは画像・音声処理、自然言語・知識処理、文書翻訳、最適化など多岐にわたるAI技術を組み合わせたソリューションで、企業や社会の変革を迅速かつダイナミックに促すことを目的としています。サービス例として、画像・音声認識技術による検品や音声入力の効率化、自然言語処理技術によるテキスト分析・理解、高精度な機械翻訳、データから最適解を選ぶ候補選択技術などを提供し、業務の高度化・効率化やコスト削減に貢献します。導入事例には、新聞社の記事要約(大量記事データの迅速なサマリー生成)、コールセンター録音からの顧客満足度分析、小売店の来店客数予測、自治体の保育所入所選考プロセス自動化などがあり、いずれも業務の効率アップに寄与しています。
NECグループ(NEC the WISE)
NECの先進AI技術ブランド「NEC the WISE」では、複数のAI技術を統合した包括的ソリューションを提供しています。具体的には、デジタル化・データ品質向上技術(画像や音声データの鮮明化・ノイズ除去)、生体認証技術(顔・指紋認証)、意味・意図理解技術(テキストの意味解析)、解釈可能な分析技術(異種混合学習などによる説明付きデータ解析)、計画・最適化技術(予測に基づく最適意思決定)等を組み合わせています。メリットは業務効率化・精度向上・コスト削減で、導入例として住宅ローン審査の自動化(顧客データをAIが分析し迅速・正確に事前審査)や工事現場の動態可視化(重機や作業員をリアルタイム監視)、イベント会場の顔認証入場、さらには創薬分野へのAI活用(がん免疫療法の新規開発)など、幅広い領域で成果を上げています。
日立グループ(Hitachi AI Technology/H)
日立製作所が開発したAI技術「H (エイチ)」は、ビッグデータから自動で100万件超の仮説を生成し最適解を導出するデータ解析・仮説生成AIを核に持つのが特徴です。提供サービスには、業務プロセス全体を可視化・最適化して売上向上につなげる業務改革AI、無人搬送車「Racrew」で倉庫作業を効率化する倉庫管理AI、サイバー攻撃のインシデント評価を行うセキュリティ監視AIなどがあり、目的に応じたソリューションを展開しています。効果として業務効率化・コスト削減・リソース最適活用が挙げられ、プラント設備の劣化要因分析による予防保全で稼働率向上と保守費削減、在庫の過剰要因分析による在庫管理最適化、セキュリティインシデント分析の効率化、倉庫での無人搬送車導入による生産性2~3倍向上など、多数の実績があります。
ディー・エヌ・エー(DeNA)
モバイルゲームやITサービス大手のDeNAもAI技術を積極活用しています。社内にAI部門を持ち、ゲームAIの高度化やスポーツ・医療分野へのAI応用などプロジェクトを推進しており、生成AIについても翻訳・コンテンツ自動生成などの研究開発を行っています(例えば、独自のスポーツ解説AIシステム開発や、チャットボットを用いたファン対応など)。実際、生成AIを業務活用している日系企業としては他にもサントリー(独創的なCM企画にAIを活用)、学研(生徒個別学習アドバイスにAI活用)、SMBC(日系大手銀行が独自生成AIアシスタント開発)などがあり、DeNAを含め日本企業全体で生成AIの導入が広がっています。 (※DeNA自体の公式生成AIサービスは現時点で公開事例が限られますが、AINOW編集部注として、大手IT企業も内部で生成AI活用を模索している状況です。)
生成AI技術に特化したスタートアップ企業

株式会社Preferred Networks(プリファードネットワークス)
ディープラーニング技術で著名な国内最大級のAIユニコーン企業です。2014年設立以来、産業の自動化・効率化に向けた最先端の機械学習研究開発を行い、自動運転、ロボット、ヘルスケア、製造など幅広い分野でプロジェクトを推進しています。同社の代表的プロダクトにオープンソースの深層学習フレームワーク「Chainer(チェイナー)」があり、ニューラルネットワークを動的に構築・訓練できる柔軟な開発環境として国内外の研究・開発者に利用されました。高度な技術力と現場応用力により、生成AI関連企業の中でもトップクラスの企業価値を誇ります。
Sakana AI株式会社
2023年設立の東京発スタートアップで、省電力な生成AI基盤モデルの開発に挑んでいます。創業メンバーはGoogle Brain元日本統括のDavid Ha氏と、生成AI革命の起点となった「Attention Is All You Need」論文著者のLlion Jones氏で、NTTやKDDIなどから約45億円の出資を受けています。オープンソースAIモデルを組み合わせ、巨大な言語モデル並みの性能を維持しつつ消費電力を大幅削減することを目指した独自アーキテクチャを開発中で、この生物群に由来する柔軟なAI像が社名「Sakana(魚)」の由来にもなっています。Sakana AIは、生物の模倣(バイオミミクリー)に基づくユニークな進化型AIシステムを構築しており、複数の小規模AIが協調してテキスト・画像・コードなどマルチモーダルなコンテンツを生成する仕組みを研究しています。このアプローチにより、高い柔軟性と適応力を持つ省電力AIを実現し、クリエイティブから研究用途まで幅広く応用できる基盤モデルを目指しています。
株式会社オルツ(Alt)
パーソナルAI(Personal Artificial Intelligence)技術を開発し、人々を単純労働から解放することを目指すスタートアップです。独自開発するP.A.I.(Personal AI)は、個人の意思や知識をデジタルクローンとしてクラウド上に展開し、様々なデジタル作業を自動で遂行させることができるAIです。これにより24時間365日休まず稼働し、人の代わりに業務を行うAIクローンの実現を目指しており、大幅な人的コスト削減と生産性向上が期待されています。オルツはこの技術で、ユーザー個人に代わってメール対応や資料作成などを行うパーソナル秘書AIの開発などを進めており、実装に向けた実証実験も行われています。
ELYZA株式会社
独自の大規模言語モデル(LLM)開発に成功した、日本語LLMのプロフェッショナル集団です。ディープラーニング技術を基盤に、LLMの開発と企業向け活用支援を手掛けており、自社開発LLMを持つ国内有数の企業として知られます。東京海上日動、SmartNews、マイナビ、デロイト等の大手企業に対し、日本語特化LLMの導入や業務効率化支援を行った実績があります。さらに次世代LLMの研究開発にも注力しており、2024年3月には700億パラメータ規模の日本語LLM「ELYZA-japanese-Llama-2-70b」を開発・公開するなど、日本発の高度な生成AIモデルをリリースしています。
Spiral.AI株式会社
LLMを中核としたAIプラットフォームを提供するベンチャー企業で、生成AI/LLMを活用した様々なサービスを運営しています。例えば、Webページを参照して高精度な回答を生成するAIチャットボット「Spiral.Bot」や、通話音声認識と質問内容の自動抽出で関連QAを提案するコールセンター向け「Dial Mate」など、業務効率化に資するプロダクトを開発。2023年5月には総額1.5億円の資金調達を実施し、優秀なエンジニア採用や開発基盤拡充に充当すると発表。これにより、さらなる高品質サービスの開発・提供が期待されています。
株式会社Lightblue Technology
東京大学発のスタートアップで、画像解析や自然言語処理(NLP)を軸にしたAIソリューション開発・提供を行っています。生成AI・ChatGPTのビジネス活用にも積極的で、SlackやTeams等の社内コミュニケーションツールとChatGPTを連携させ業務生産性を向上させる「Lightblue Assistant」の提供や、企業がChatGPTを安心・安全に利用できる環境構築サービスなどを展開しています。少量の日本語データでも高性能を発揮する自社LLMの研究開発も進めており、東大のAI研究知見を活かした国産ソリューションに注目が集まっています。
株式会社rinna(りんな)
2015年にLINE上で公開された女子高生AI「りんな」で注目を浴びた、人とAIの共創を目指すスタートアップです。会話AI「りんな」の可愛らしいキャラクターと高度なトークスキルで若者を中心に人気となり、その技術を発展させてAIキャラクター事業を展開しています。提供ソリューションには、AIアバターを用いた動画編集プラットフォーム「バーチャルヒューマンソリューション」、AIによるテキスト読み上げを行う音声合成サービス「Koemotion」、高度な独自AIキャラクターを作成できる「Tamashiru」などがあり、小売業でのAI店員や教育分野でのAI教材動画、企業の採用動画生成など幅広い用途で導入されています。
EmbodyMe株式会社
映像生成に特化した生成AIスタートアップで、ディープラーニングを用いた革新的なビジュアルコンテンツ生成を実現しています。EmbodyMeはユーザーがオリジナルの画像や動画を生成できるツールを提供し、従来不可能だったクリエイティブ表現を可能にしています。リアルタイム映像合成やアバター生成技術に強みを持ち、その「想像を、創造に」というミッションのもと、ユーザーの創造力を無限に拡張するプラットフォームを開発しています。同社の技術は、例えばWebカメラ映像で別人になりきって動画配信ができるアプリ「Xpression」などに応用されており、コンテンツ産業に新たな地平を拓いています。
HEROZ株式会社
将棋AI開発からスタートし、現在は汎用AIエンジン「HEROZ Kishin(キシン)」を展開するAI企業です。HEROZはプロ棋士を打ち負かす高度な将棋AIを構築した実績を持ち、その技術を異分野へ応用する形でKishinを生み出しました。HEROZ Kishinは複数のAIエンジンで構成され、思考ゲームエンジン(将棋AIの戦略思考を他のゲーム・意思決定支援に転用)、異常検知エンジン(設備やシステムの故障を予兆検知)、経路最適化エンジン(物流や配送ルートの最適計算)といった機能を提供し、相互連携して複合的ソリューションを実現します。金融(高度なリスク管理や投資戦略立案)、製造・建設(設備保全やメンテ効率化)、物流(配送コスト削減・時間短縮)、ゲーム開発(戦略AI実装)などを求める企業に適しており、実際にSMBC日興証券・野村證券、本田技研工業・竹中工務店など多くの大手で導入されています。同社はこのように、ゲームAI発の知能エンジン群で各業界のDXに貢献しています。
neoAI株式会社
東大・松尾研究室発の生成AI特化スタートアップで、最新の生成AI技術をビジネス実装する先端技術集団です。創業メンバーは松尾豊教授の門下生で占められ、生成AIの社会実装によるビジネス変革を目指しています。提供サービスには、法人向けChatGPTサービス「neoAI Chat」をはじめとする生成AIソリューションの提供や、生成AI導入・開発コンサルティングなどがあり、クライアント企業のニーズに合わせたカスタムLLM開発も行っています。日本語・日本企業の文脈に精通したチームならではのきめ細かな支援で、企業の生成AI活用プロジェクトをリードしています。
株式会社ギリア(Ghelia)
生成AIの精度向上に不可欠な高品質データを提供するAIベンチャー企業です。「AIで新たなライフスタイルを創出する」ことをビジョンに掲げ、AIソリューションの開発・提供を行っています。特に社内にデータ作成の専門チームを抱えており、画像・テキスト問わず良質な教師データの準備に強みがあります。これにより生成AIモデルの精度向上に資するデータセット提供を実現しており、また自社メディアやイベントを通じてAIビジネス活用ノウハウの発信にも積極的です。
ストックマーク株式会社(Stockmark)
生成AIの言語能力に着目し、NLP技術を駆使した情報解析サービスを展開するスタートアップです。大量のテキストデータから有用情報を抽出・整理するAIに強みがあり、提供サービスには毎日AI業界動向や競合情報を配信する情報収集プラットフォーム「Anews」や、AI市場の調査を支援する「Astrategy」があります。特にAnewsは生成AIの言語生成能力を活かし、膨大なニュース・論文から要点を要約してユーザーに届けるなど、知的業務の効率化ツールとして活用されています。生成AIの知的文章処理分野に強い新鋭企業です。
PKSHA Technology株式会社
自然言語処理や画像認識、機械学習アルゴリズムの研究・提供を手掛ける東証プライム上場企業です。高度なAIアルゴリズムソリューションを開発・提供しており、産学連携のAI研究組織「PKSHA Research」と、研究知見を応用したエンタープライズAIソフトウェア群「PKSHA Enterprise」の2軸で事業を展開しています。これまでに165個以上のアルゴリズムを様々な業界へ導入し、延べ2,000社以上・毎日930万人超のユーザーに活用されています。対話エンジン、OCR、需要予測などプロダクトも多岐にわたり、近年は自社で開発した日本語特化の大規模言語モデルも発表するなど、生成AI領域でも存在感を示しています。
AIソリューション提供・受託開発を行う企業

会社名 | 創業年 | 特徴 | サービス |
---|---|---|---|
株式会社エクサウィザーズ | 2016年 | 社会課題の解決にAIを用いることをミッションとする。独自のAIプラットフォーム「exaBase」を基軸に、年間250件以上のAI/DXプロジェクトを手掛ける。AIの企画・設計から開発、運用までワンストップで提案できる体制が強み(2021年マザーズ上場)。社会課題解決に直結する領域(医療・高齢化等)でのAI利活用実績が豊富。 | 法人向けChatGPTサービス、AIプロダクト事業として医療・介護向けのサービス開発(家族向け介護支援アプリ「CareWiz」シリーズなど)。 |
株式会社Laboro.AI(ラボロAI) | 不明 | オーダーメイドAIソリューション「カスタムAI」の提供を行う上場企業。機械学習を活用した完全受託型のAI開発や、導入コンサルティングを手掛ける。「労働を軽減し成果を高めるAI」を開発することが理念。テンプレート化されたパッケージでは対応困難な複雑な課題にもカスタムAIで柔軟に対処。 | カスタムAI開発(製造、金融、物流など幅広い業界向け)。 |
株式会社ABEJA(アベジャ) | 2012年 | 企業のイノベーション創出を最先端テクノロジー実装によって支援するDXカンパニー。機械学習基盤「ABEJA Platform」を中心に、データ活用のコンサルティングからモデル開発・運用まで包括的に支援。産業横断的に豊富な実績とノウハウを持つ先駆者。 | 画像解析AI「ABEJA Insight」(小売・製造業向け)、大規模言語モデルのファインチューニングサービス、業務特化型のChatGPT導入支援。 |
株式会社ブレインパッド | 2004年 | データ活用推進パートナー企業で、データ分析・AI導入支援のパイオニア。データサイエンスからシステム開発までワンストップで提供。東証プライム上場企業。 | 機械学習モデル開発、需要予測、マーケティング最適化、顧客企業の社内データを活用した文章自動要約やレコメンド文生成。 |
株式会社AVILEN(アビレン) | 2018年 | 「データとアルゴリズムで、人類を豊かにする」を掲げる。上場企業を含む700社以上に対し、「AI開発による課題解決」と「AI人材育成支援」の両面からサービスを提供。技術と教育の両面で業界をリード。 | 受託AI開発、AI人材育成支援(研修・教育コンテンツ)、チャットボット開発、社内ナレッジの自動要約システム構築、自社メディア「AVILEN AI Trend」。 |
株式会社AIdeaLab(エーアイディアラボ) | 不明 | 筑波大学発のスタートアップスタジオ。「AI ✕ Idea」により革新的プロダクトを次々創出することがミッション。生成AI・ディープフェイク技術にも強く、0→1フェーズのAIプロダクト開発に強み。 | 画像生成AI市場シェアNo.1アプリ「AIピカソ」、日本初の商用利用可能な日本語対応動画生成AI基盤モデル「AIdeaLab VideoJP」無償公開、タレント分身AIプロジェクト、AI共同開発・研究サービス。 |
株式会社Cogent Labs(コージェントラボ) | 不明 | AI研究開発をリードする企業。AIによる知識労働のDX(デジタルトランスフォーメーション)を掲げ、最新技術を現場に適用することに注力。経産省「AI白書」で注目企業として紹介。 | 手書き文字認識OCRサービス「Tegaki」、ドキュメント処理、金融予測、生成AIを活用した文章要約・自動レポート生成。 |
ニューラルグループ株式会社 | 不明 | AIによるデータ分析を駆使したソリューションプロバイダー。画像・動画解析とエッジ処理技術を強み。既存業務にAIを実装するコンサルティング~開発~運用支援が得意。 | 人流解析・混雑予測「デジフロー」、駐車場の混雑可視化「デジパーク」、SNS・ECデータからファッショントレンドを予測する「AI MD」、リアルタイム映像の解析、IoT×AIによる現場DX、エッジAI案件。 |
株式会社アラヤ(Araya Inc.) | 不明 | 「すべてのモノにAIを宿らせる」というビジョンの下、ディープラーニング・エッジAI・自律AIの研究開発とソリューション提供。ハードウェア実装や省電力化技術、軽量AIモデル開発に強み。海外先端企業との提携に積極的。 | 高性能画像検査AIソフト「InspectAI」、ビル空調の需要予測と最適制御を行う空調最適化AI、工場設備の異音検知AI。 |
SENSY株式会社 | 2011年 | 「人間の感性(センス)を理解し活用するパーソナル人工知能」の開発。個々の消費者の嗜好・感性を把握し、マーケティングや商品企画に応用するAI技術が特徴。「センスを学習するAI」という独自路線。 | ファッションコーディネート提案アプリ「SENSY」、パーソナライズドな商品レコメンド、カスタム文書生成(研究中)。 |
株式会社FRONTEO(フロンテオ) | 2003年 | 法務・医療・ビジネスインテリジェンス分野に強み。独自AIエンジン「KIBIT」(テキスト解析特化、わずかな教師データから人間の暗黙知を学習する「Landscaping」技術)。ナスダック日本(旧マザーズ)上場。AIによる知的作業支援のリーディングカンパニー。 | KIBIT応用(法律文書レビュー(eディスカバリ)、企業内部重要文書発見、医療論文検索支援)、大規模言語モデル組み合わせによる高度な文章要約AI・対話AI開発。 |
HACARUS株式会社 | 2014年 | 京都発。スパースモデリング技術を用い、少量データから有用な予測・診断を可能に。AIの判断根拠が分かるホワイトボックスAIにこだわり。医療・ヘルスケアや製造分野に展開。エッジAIデバイス上で動作する小型モデル開発に強み。 | 画像からの病変検出AI、部品検査AI、産業装置に組み込む異常検知AI。「小さなデータで学習し付加価値を生み出す」アプローチ。 |
AI inside 株式会社 | 2015年 | AI OCR「DX Suite」で有名。「誰もがコードを書かずにAIで予測・判断ができる世界」の実現を掲げる。ユーザが専門知識なしにAIを活用できるプラットフォームを提供。生成AIの安全な活用に関するガイドライン策定にも関与。 | AI OCR「DX Suite」、ノーコード予測分析サービス、大規模言語モデル組込文書要約・意思決定支援システム開発、AI-OCR抽出テキストからレポート自動生成ソリューション。 |
株式会社エクスプラザ(EXPLAZA) | 不明 | 生成AIの社会実装をミッションに掲げ、企業向けに生成AI活用支援やプロダクトマネジメントコンサルを行うスタートアップ。ChatGPTなどLLMを活用したPoC開発支援に注力。経験豊富なメンバーによる高品質な開発。 | 「EXPLAZA 生成AI Partner」(AI活用コンサル~開発一貫支援)、プロンプト設計不要コンテンツ生成・変換サービス「Mark」、生成AIによるデジタルコンテンツ自動生成、ナレッジ管理ソリューション。 |
エクスウェア株式会社(Xware) | 1995年 | システムインテグレーター。組込みからスマホアプリ、ロボットアプリまで広範な開発実績。2021年にエクサウィザーズのグループ企業となりAI等活用強化。Pepper向けアプリ開発で表彰実績、対話AI・ロボット制御に明るい。「ITで世界をHAPPYに」を標榜。 | FAQチャットボット「TalkQA」シリーズにChatGPT連携機能追加など従来サービスにLLM組込。 |
株式会社マクニカ | 不明 | エレクトロニクス商社大手、AIソリューション部門。海外最先端AIツールや半導体IPを国内に紹介・提供。自社AIエンジニアリングサービスも展開。RPAとの連携に積極的。グローバルなネットワークと先端技術へのアクセスを活かす。 | 産業向け異常検知システム・需要予測ソリューション開発支援、ChatGPT等組込業務自動化ワークフロー設計・提供(問い合わせメール自動要約・回答案生成カスタムGPT、工場データ自動レポート生成など)。 |
株式会社Fusic(フュージック) | 2003年 | 福岡市本社テック企業。Webシステム開発、クラウドインフラ構築、機械学習・IoT開発。100%自社開発。2023年上場、地方発先進技術ベンダー。社内にR&Dラボ、アジャイル開発とデータドリブンなアプローチ。 | チャットボット開発、需要予測AI、画像認識業務効率化ツール、ドキュメント自動要約・営業トーク自動分析PoC。 |
Vareal株式会社 | 2006年 | 札幌本社ソフトウェア開発企業。Ruby on RailsによるWebシステム開発特化。上流から下流まで一貫開発支援(コンサル、設計、UI/UX、開発、保守)。社内に機械学習エンジニア。小回りの利くチームと高いデザイン力。 | 自然言語処理組込FAQ検索システム、画像認識簡易検品システム。 |
AIMENEXT JAPAN株式会社 | 2018年 | ベトナム発AI企業AIMENEXTの日本法人。日本市場向け成果につながるAI開発。少数精鋭プロフェッショナル集団、200以上のAI案件実績。コンサル~カスタムAI開発~保守一貫サポート。日本人PMとベトナムAI技術者協働。 | ChatGPT組込社内問い合わせ対応ボット開発、社内文書自動要約ツール構築。 |
株式会社ヘッドウォータース | 2005年 | 東京拠点AIソリューション&プロダクト開発企業。AI×業務自動化に強い。2020年東証マザーズ上場。 | AIエージェント、対話システム、RPAとAI連携、対話型AI受付システム、AIロボット実証実験、Pepper等ロボットアプリ開発。自社AIエージェント開発プラットフォーム「SyncLect」。オープンAI API等活用社内問い合わせ自動回答AI、音声入力議事録作成・要約システム。 |
株式会社ウサギィ(Usagee Inc.) | 2006年 | 技術開発研究所(テックラボ)。「魔法のような技術」と「クリエイティブな発想」で世界を進化させる理念。システム開発とAI技術両方に特化、約200件プロジェクト実績。技術者集団ならではの実装力。 | 技術コンサル、データ分析、PoC実施、AIエンジン提供、システム運用。センサーデータ解析、画像認識、NLP。社内Wiki自動要約ツール・画像生成モデルコンテンツ自動作成PoC。 |
株式会社KICONIA WORKS | 不明 | 人工知能・機械学習・数理最適化分野プロフェッショナル集う少数精鋭AIコンサル会社。最新技術導入コンサル~アルゴリズム・モデル開発~システム開発・運用サポート一貫。2025年4月大手人材サービス傘下へ。尖ったAI開発力。社内Promptエンジニア在籍。 | 画像顔自動隠蔽プライバシー保護AI、需要予測×生産計画最適化ソリューション。社内研修でChatGPT活用講座提供。 |
Global Walkers株式会社 | 2016年 | 「使えるAI」を日本発グローバルに提供AIインテグレーター。AIモデル開発~アノテーション(教師データ作成)・オフショア開発。教師データ作成に強み。日本品質AI開発力+海外リソース活用。高コスパ。 | 画像認識・物体検知モデル開発、AI要約、チャットボット開発、チャットGPT等API組込業務システム開発支援。 |
アポロ株式会社(APOLLO, Inc.) | 2020年 | 「コンサルティングとAIを軸にビジネスデザインからサービス開発まで一気通貫」企業。先端テクノロジー積極活用ビジネスデザインコンサル強み。生成AI等高度技術社会実装コミット。Beyond Next Ventures支援下ディープテック系スタートアップ。スタンフォード出身メンバー在籍。 | 「Generative AI活用基盤」(社内問い合わせ自動応答チャットボット、製造業向け設計自動化AIなど)。 |
IgnitusAI株式会社 | 2021年 | データ&AIコンサルティング主業スタートアップ。「ハイパーアジリティ(超敏捷性)構築」掲げる。多国籍メンバーチーム。 | デジタルトランスフォーメーション全般。独自ツール「IgnitusAI Interest Index」(オンライン会議感情・認知反応解析)。LLM用いた営業トーク分析・自動要約組込ナレッジ管理システムPoC。生成AI導入コンサル。 |
株式会社オプティム(OPTiM) | 2000年 | 佐賀県発IoT・AIサービス企業。「Optimal Technology + Imagination」が社名の由来。RPA・ドローン・5GとAI融合プロジェクト推進。Generative AI研究開発チーム立ち上げ。 | デバイス管理プラットフォーム「Optimal Biz」、スマートグラス用リモート作業支援システム。映像解析AI「Optimal Vision」、農業向け画像診断AI。動画要約AI、現場画像テキスト読取自動レポート化AI。 |
株式会社モルフォ(Morpho, Inc.) | 2004年 | イメージングAI技術で世界をリードする研究開発型企業。デジタル画像処理コア技術とAI/ディープラーニング融合独自アルゴリズム群。スマホカメラ向け画像処理エンジンでグローバル採用実績多数。「イメージングAI」として画像認識・解析・生成系AIまでソリューション注力。軽量AIモデル開発に長け、コンパクト高性能生成系モデル研究。 | 動画要約技術「Morpho Video Summary」。医療画像診断支援AI「EIRL」シリーズ、創薬画像解析AI「IMACEL」。 |
株式会社エクサウィザーズ
2016年創業、社会課題の解決にAIを用いることをミッションとする気鋭のAIソリューション企業です。独自のAIプラットフォーム「exaBase」を基軸に、年間250件以上のAI/DXプロジェクトを手掛けており、AIの企画・設計から開発、運用までワンストップで提案できる体制が強みです(2021年マザーズ上場)。最近では自社データを連携可能な法人向けChatGPTサービスを提供するなど、生成AI分野でも企業向けソリューションを展開しています。また、AIプロダクト事業として医療・介護向けのサービス開発にも注力しており、家族向け介護支援アプリ「CareWiz」シリーズなどを開発しました。社会課題解決に直結する領域(医療・高齢化等)でのAI利活用実績が豊富です。
株式会社Laboro.AI(ラボロAI)
オーダーメイドAIソリューション「カスタムAI」の提供を行う上場企業です。機械学習を活用した完全受託型のAI開発や、導入コンサルティングを手掛けており、企業ごとの課題・目的に即した「労働を軽減し成果を高めるAI」を開発することを理念としています。社名の「Laboro」はラテン語で「労働する」の意で、AIにより労働を楽に、効率的に、そして成果を上げられるようにとの思いが込められています。テンプレート化されたパッケージでは対応困難な複雑な課題にも、同社のカスタムAIなら柔軟に対処できるとし、製造、金融、物流など幅広い業界向けに開発実績があります。
株式会社ABEJA(アベジャ)
2012年創業のAIソリューション企業で、企業のイノベーション創出を最先端テクノロジー実装によって支援するDXカンパニーです。小売や製造業向けに画像解析AI「ABEJA Insight」を提供するなど、従来から産業構造を変革するAIプラットフォームを開発してきました。現在は機械学習基盤「ABEJA Platform」を中心に、データ活用のコンサルティングからモデル開発・運用まで包括的に支援しています。また、生成AIブームを受けて大規模言語モデルのファインチューニングサービスや業務特化型のChatGPT導入支援など新サービスも展開しており、産業横断的に豊富な実績とノウハウを持つ先駆者です。
株式会社ブレインパッド
2004年創業のデータ活用推進パートナー企業で、データ分析・AI導入支援のパイオニアです。創業以来、様々な企業とともに「データによるビジネス創造と経営改善」に取り組んできた実績があり、データサイエンスからシステム開発までワンストップで提供します。機械学習モデル開発や需要予測、マーケティング最適化といったプロジェクトが多数あり、生成AIについても顧客企業の社内データを活用した文章自動要約やレコメンド文生成などの導入事例があります(公式マスコットキャラの生成AIによるデザイン制作など社内実践例も発信)。東証プライム上場企業として、AI×ビジネス活用の信頼できるパートナーとなっています。
株式会社AVILEN(アビレン)
2018年設立、「データとアルゴリズムで、人類を豊かにする」を掲げるAIソリューション企業です。上場企業を含む700社以上に対し、「AI開発による課題解決」と「AI人材育成支援」の両面からサービスを提供している点が特徴です。つまり、企業毎の課題に合わせた受託AI開発で業務改善を実現するとともに、そのプロセスで培った知見を研修や教育コンテンツとして提供し、顧客のAI内製化や組織開発も支援しています。生成AI分野では、チャットボット開発や社内ナレッジの自動要約システム構築などで多数の実績を持ち、自社メディア(AVILEN AI Trend)で最新情報発信も行うなど、技術と教育の両面で業界をリードしています。
株式会社AIdeaLab(エーアイディアラボ)
筑波大学発のスタートアップスタジオで、「AI ✕ Idea」により革新的プロダクトを次々創出することをミッションとしています。画像生成AI市場でシェアNo.1を誇るアプリ「AIピカソ」の開発や、日本初の商用利用可能な日本語対応動画生成AI基盤モデル「AIdeaLab VideoJP」の無償公開など、先端的な取り組みで注目されています。生成AI・ディープフェイク技術にも強く、タレントの分身AIを作るプロジェクト(お笑い芸人宮迫博之氏のAIアバター生成)や、生成AI時代の働き方に関する共同研究なども手掛けています。受託開発事業としてもAI共同開発・研究サービスを提供しており、0→1フェーズのAIプロダクト開発に強みを持つパートナーとして期待されています。
株式会社Cogent Labs(コージェントラボ)
AI研究開発をリードする企業で、手書き文字認識OCRサービス「Tegaki」など実用的なAIソリューションを提供しています。AIによる知識労働のDX(デジタルトランスフォーメーション)を掲げ、最新技術を現場に適用することに注力しています。主な事業領域はドキュメント処理や金融予測などで、近年は生成AIを活用した文章要約、自動レポート生成などプロダクトの高度化も進めています。経産省「AI白書」で注目企業として紹介されるなど、日本発のAIスタートアップ成功例として知られ、国内外の大手企業と協業しながらサービス展開しています。
ニューラルグループ株式会社
AIによるデータ分析を駆使したソリューションプロバイダーで、画像・動画解析とエッジ処理技術を強みに事業展開しています。独自のAIアルゴリズムで、人流解析や混雑予測を行う「デジフロー」、駐車場の混雑可視化「デジパーク」、SNS・ECデータからファッショントレンドを予測する「AI MD」など、多彩なソリューションを提供しています。生成AIそのものの開発というより、既存業務にAIを実装するコンサルティング~開発~運用支援が得意で、リアルタイム映像の解析やIoT×AIによる現場DXなど、エッジAIを含む幅広い案件を手掛けています。
株式会社アラヤ(Araya Inc.)
「すべてのモノにAIを宿らせる」というビジョンの下、ディープラーニング・エッジAI・自律AIの研究開発とソリューション提供を行うベンチャー企業です。ハードウェア実装や省電力化技術にも強く、エッジデバイス上で動作する軽量AIモデルの開発なども手掛けています。提供ソリューション例として、食品中の微小異物(毛髪等)まで検出できる高性能画像検査AIソフト「InspectAI」、ビル空調の需要予測と最適制御を行う空調最適化AI、工場設備の異音検知AIなどがあり、ものづくり現場の高度化や品質管理の自動化に貢献しています。また、海外先端企業との提携にも積極的で、最新の生成AI技術をいち早くキャッチアップし自社プロダクトに取り入れるなど、機動力のある開発を行っています。
SENSY株式会社
2011年設立、「人間の感性(センス)を理解し活用するパーソナル人工知能」の開発を行う企業です。個々の消費者の嗜好・感性を把握し、マーケティングや商品企画に応用するAI技術を特徴としており、ファッションコーディネート提案アプリ「SENSY」などで知られます。ユーザー一人ひとりの”好き”を学習するAIによってパーソナライズドな商品レコメンドを実現し、小売企業の販促や在庫最適化に寄与します。生成AI分野では、その人固有の文体や表現の好みを学習したカスタム文書生成なども研究しており、「センスを学習するAI」という独自路線で存在感を放っています。
株式会社FRONTEO(フロンテオ)
2003年創業のAIソリューション企業で、法務・医療・ビジネスインテリジェンス分野に強みを持ちます。開発した独自AIエンジン「KIBIT(キビット)」は、「機微」と「ビット」を組み合わせた名称で、テキスト解析に特化した人工知能です。KIBIT最大の特徴は、わずかな教師データから人間の暗黙知を学習する「Landscaping」技術により、大量のテキストデータから必要な情報を高精度・迅速に発見できる点で、法律文書のレビュー(eディスカバリ)や企業内部の重要文書発見、医療論文の検索支援などに応用されています。近年はこの技術基盤に大規模言語モデルを組み合わせ、より高度な文章要約AIや対話AIの開発にも着手しています。ナスダック日本(旧マザーズ)に上場しており、AIによる知的作業支援のリーディングカンパニーです。
HACARUS株式会社
2014年京都発のAI企業で、受賞歴もあるスパースモデリング(Sparse Modeling)技術を用いたソリューションを提供します。ビッグデータに頼らず少量データから有用な予測・診断を可能にすること、AIの判断根拠が分かるホワイトボックスAIにこだわることが特徴で、医療・ヘルスケアや製造分野に展開しています。例えば画像からの病変検出AIや、部品検査AIなどで、説明性と高精度を両立したモデルを提供しています。エッジAIデバイス上で動作する小型モデルの開発にも強く、産業装置に組み込む異常検知AIなどでは従来のディープラーニングでは困難だった省リソース実装を可能にしています。生成AIブームにおいても、「小さなデータで学習し付加価値を生み出す」アプローチで独自のポジションを築いています。
AI inside 株式会社
2015年創業、AI OCR「DX Suite」で有名なAIソフトウェア企業です。近年は「誰もがコードを書かずにAIで予測・判断ができる世界」の実現を掲げ、ノーコードで使える予測分析サービスなどを展開しています。深層学習や画像認識などのコア技術を製品に組み込み、ユーザが専門知識なしにAIを活用できるプラットフォームを提供する点が特徴です。生成AI分野では、大規模言語モデルを組み込んだ文書要約・意思決定支援システムの開発や、AI-OCRで抽出したテキストからレポートを自動生成するソリューションなどを開発中です。また生成AIの安全な活用に関するガイドライン策定にも関与し、企業向けAI導入のベストプラクティスを積極的に提唱しています。
株式会社エクスプラザ(EXPLAZA)
生成AIの社会実装をミッションに掲げ、企業向けに生成AI活用支援やプロダクトマネジメントコンサルを行うスタートアップです。ChatGPTなどLLMを活用したPoC開発支援に注力しており、提供サービス「EXPLAZA 生成AI Partner」ではAI活用のコンサルティングから開発までを一貫支援します。経験豊富なメンバーによる高品質な開発でDXを推進し、プロジェクト成功に導くことを強みとしています。また、プロンプト設計不要で高精度なコンテンツ生成・変換ができるサービス「Mark」を提供するなど、自社プロダクト開発にも取り組んでいます。生成AIによるデジタルコンテンツ自動生成やナレッジ管理のソリューション提案を多数持ち、クライアント企業の生成AI活用を伴走支援するパートナーです。
エクスウェア株式会社(Xware)
1995年創業のシステムインテグレーターで、組込みからスマホアプリ、ロボットアプリまで広範な開発実績があります。2021年にエクサウィザーズのグループ企業となり、AIやIoT、クラウドを活用したソリューション提供を強化しています。Pepper向けアプリ開発で表彰(Best Solution Award)された実績もあり、対話AI・ロボット制御といった先端分野にも明るいです。生成AIに関しては、同社が提供するFAQチャットボット「TalkQA」シリーズにChatGPT連携機能を追加するなど、従来サービスにLLMを組み込む形でのアップデートを図っています。長年培ったSI経験にAIの力をプラスし、「ITで世界をHAPPYに」することを標榜する企業です。
株式会社マクニカ
エレクトロニクス商社大手で、AIソリューション部門を持ちます。海外の最先端AIツールや半導体IPを国内に紹介・提供するだけでなく、自社でAIエンジニアリングサービスも展開しており、産業向けの異常検知システムや需要予測ソリューションなどの開発支援実績があります。RPAとの連携にも積極的で、ユーザ企業の要望に応じてChatGPT等を組み込んだ業務自動化ワークフローを設計・提供します。例えば、問い合わせメールを自動で要約・回答案生成するカスタムGPTシステムや、工場データからの自動レポート生成など、顧客企業の課題に合わせた生成AI+IoT提案が可能です。グローバルなネットワークと先端技術へのアクセスを活かし、日本企業への最新AI導入を支援しています。
株式会社Fusic(フュージック)
福岡市に本社を置くテック企業で、Webシステム開発やクラウドインフラ構築、機械学習・IoT開発まで幅広く手掛けています。100%自社開発にこだわり、自由な発想で顧客事業の成長に貢献することを理念としています。AI領域では、チャットボット開発、需要予測AI、画像認識を用いた業務効率化ツールなどの実績があり、生成AIに関してもドキュメント自動要約や営業トーク自動分析といったPoC案件をいち早く手掛けました。2023年に上場し、地方発の先進技術ベンダーとして注目されています。社内にR&Dラボを持ち最新技術検証を絶えず行っており、顧客企業に対してアジャイル開発とデータドリブンなアプローチで迅速にソリューションを提供できる体制です。
Vareal株式会社
札幌に本社を置くソフトウェア開発企業で、Ruby on RailsによるWebシステム開発に特化した技術者集団です。上流工程から下流工程まで一貫した開発支援を強みとし、コンサルから設計・UI/UXデザイン・開発・保守までワンストップ提供できます。最近はAIを活用したサービス開発にも注力しており、社内に機械学習エンジニアを抱えて顧客のAIニーズに応えています。例えば、自然言語処理を組み込んだFAQ検索システムや、画像認識を用いた簡易検品システムなどの開発実績があります。小回りの利くチームと高いデザイン力で、スタートアップから大企業新規事業部まで幅広いクライアントのDX推進をサポートしています。
AIMENEXT JAPAN株式会社
ベトナム発AI企業AIMENEXTの日本法人(2018年設立)で、日本市場向けに成果につながるAI開発サービスを提供しています。少数精鋭のプロフェッショナル集団で、200以上のAI案件を手掛けてきた実績を持ちます。コンサルティングからカスタムAI開発、導入後の保守まで一貫サポートできる体制で、金融、製造、小売、物流など様々な業界向けに最適なAIソリューションを提案しています。日本人PMとベトナムAI技術者が協働するモデルで、高品質かつコスト競争力のあるサービスを実現している点も特色です。生成AI関連では、ChatGPTを組み込んだ社内問い合わせ対応ボットの開発や、社内文書の自動要約ツール構築などの案件実績があります。
株式会社ヘッドウォータース
2005年創業、東京を拠点とするAIソリューション&プロダクト開発企業です。AI×業務自動化に強く、AIエージェントや対話システム、RPAとAIの連携サービス等を提供しています。たとえば、対話型AI受付システムの開発や、人の作業を学習して引き継ぐAIロボットの実証実験、Pepperなどロボット向けアプリケーション開発などで実績があります。自社でもAIエージェント開発プラットフォーム「SyncLect」を展開しており、企業のチャットボットや需要予測AIを素早く構築できる環境を提供します。生成AI関連では、オープンAIのAPI等を活用した社内問い合わせ自動回答AIの構築や、音声入力から議事録を起こし要約まで行うシステムなどを開発。2020年に東証マザーズ上場し、AIソリューション提供社として数多くの企業のDXを支援しています。
株式会社ウサギィ(Usagee Inc.)
2006年設立の技術開発研究所(テックラボ)で、「魔法のような技術」と「クリエイティブな発想」で世界を進化させることを理念に掲げます。システム開発とAI技術の両方に特化し、創業以来約200件のプロジェクトを手掛けてきた実績があります。技術コンサルティングからデータ分析、PoC実施、AIエンジンの提供、システム運用までトータルでサービス展開しており、顧客企業の要望に合わせてAIを組み込んだシステムの設計・開発を行います。OKIなど大企業との協業事例もあり、センサーデータ解析や画像認識、NLPなど幅広いAIユースケースに対応可能です。特に生成AI分野では、社内Wikiの自動要約ツールや画像生成モデルを使ったコンテンツ自動作成のPoCなど、新規案件への取り組みが見られます。技術者集団ならではの実装力で、「こんなこともAIでできるのか」を形にする会社です。
株式会社KICONIA WORKS
人工知能・機械学習・数理最適化分野のプロフェッショナルが集う少数精鋭のAIコンサルティング会社です。最新技術の導入コンサルティングから、アルゴリズム・モデル開発、システム開発・運用サポートまで一貫したサービス提供で顧客課題の解決にあたっています。例えば、画像から顔を自動で隠すプライバシー保護AIや、需要予測×生産計画を最適化するソリューションなどを開発した実績があります。2025年4月には人材サービス大手に全株式を譲渡し新体制となりましたが、引き続き尖ったAI開発力でクライアント企業のDX推進を支援しています。生成AIに関しては、社内にPromptエンジニアが在籍しており、社内研修でChatGPT活用講座を提供するなど、自社で培った知見を外部にも展開しています。
Global Walkers株式会社
「使えるAI」を日本発グローバルに提供するAIインテグレーターです。2016年創業以来、AIモデル開発からアノテーション(教師データ作成)・オフショア開発まで手掛けており、ディープラーニングなど最先端技術と膨大なデータを組み合わせてソリューションを生み出しています。特に人手がかかる教師データ作成(アノテーション)に強みがあり、高品質な学習データを武器に画像認識・物体検知モデルの開発案件を多数こなしています。また、自然言語処理ではAI要約やチャットボットの開発も行っており、最近はチャットGPT等のAPIを組み込んだ業務システム開発支援にも進出しています。「日本品質のAI開発力+海外リソース活用」というハイブリッド体制で、高コスパなサービス提供を実現する企業です。
アポロ株式会社(APOLLO, Inc.)
2020年設立、「コンサルティングとAIを軸にビジネスデザインからサービス開発まで一気通貫で行い、様々な課題を解決する」企業です。先端テクノロジーを積極活用するビジネスデザインコンサルを強みとしており、特に生成AIなど高度な技術の社会実装にコミットしています。提供ソリューションに、生成AI基盤を活用したサービス群(「Generative AI活用基盤」)があり、これは企業の業務に生成AIを組み込むプラットフォームです。具体例として、社内問い合わせを自動応答するチャットボットや、製造業向けの設計自動化AIなどを開発した実績があります。Beyond Next Venturesの支援下にあるディープテック系スタートアップで、スタンフォード出身メンバーなどが在籍し、グローバル標準のAI技術を日本企業の現場に届ける役割を担っています。
IgnitusAI株式会社
2021年創業、データ&AIコンサルティングを主業とするスタートアップです。「ハイパーアジリティ(超敏捷性)の構築」を掲げており、急速に変化するビジネス環境で企業が競争力を維持・向上できるよう支援しています。提供サービスはデジタルトランスフォーメーション全般に及びますが、特に独自ツールとして「IgnitusAI Interest Index」を開発しました。これはオンライン会議中の人の感情・認知反応を解析し、顧客エンゲージメントやマーケ効果を測定するもので、市場調査や営業支援に活用できるソリューションです。生成AIに関しても、同社はLLMを用いた営業トーク分析や、自動要約を組み込んだナレッジ管理システムのPoCをいくつか手掛けており、データ分析コンサルの延長線上で生成AI導入コンサルも展開しています。多国籍メンバーからなるチームで、海外最新動向も踏まえた提案ができる点が強みです。
株式会社オプティム(OPTiM)
2000年創業、佐賀県発のIoT・AIサービス企業です。デバイス管理プラットフォーム「Optimal Biz」やスマートグラス用リモート作業支援システムなどを開発してきました。AI分野では、映像解析AI「Optimal Vision」や農業向けの画像診断AIなどを提供しています。生成AIへの取り組みとして、蓄積した映像データから重要シーンのみを抽出する動画要約AIや、現場の画像に写ったテキストを読み取り自動でレポート化するAIなどを開発しています。社名のOPTiMは「Optimal Technology + Imagination」の意で、最適な技術と想像力で課題解決するという理念を持ち、RPA・ドローン・5GとAIの融合など幅広いプロジェクトを推進中です。近年はGenerative AI研究開発チームを立ち上げ、同社プロダクトへのLLM組み込みに力を入れています。
株式会社モルフォ(Morpho, Inc.)
2004年設立、イメージングAI技術で世界をリードする研究開発型企業です。デジタル画像処理のコア技術と最先端の人工知能/ディープラーニングを融合させた独自アルゴリズム群を持ち、スマートフォンカメラ向け画像処理エンジン(写真の手ブレ補正やノイズ低減等)ではグローバルに多数の採用実績があります。現在はそれら技術を発展させ、「イメージングAI」として画像認識・解析や生成系AIまで含めたソリューション提供に注力しています。製品例として、AIが大量の動画データから適切なシーンのみ抽出しデータ容量を圧縮する動画要約技術「Morpho Video Summary」を開発しており、監視カメラ映像など膨大な動画チェック業務の効率化に貢献します。
また医療画像診断支援AI「EIRL」シリーズや創薬画像解析AI「IMACEL」なども子会社を通じ展開しており、画像生成×画像解析の両面でヘルスケア領域にも進出しています。極限まで演算を効率化した軽量AIモデル開発に長けており、スマホからクラウドまで様々な環境で動作するコンパクトかつ高性能な生成系モデルの研究にも取り組んでいます。
その他の企業
上記以外にも、日本国内には生成AIの開発・導入支援を行う企業が数多く存在します。たとえばABeamコンサルティングでは、Generative AIを活用したナレッジマネジメント高度化支援サービスやAI人材育成サービスを展開しており、アクセンチュアやデロイトトーマツなど外資系コンサルファームも生成AIの導入支援プログラムを提供しています。また、TISやNTTデータといった大手SIerも社内に生成AI専門組織を立ち上げ、ChatGPTの業務適用コンサルティングやカスタムLLM開発サービスを打ち出しています。
今後も生成AI市場の拡大に伴い、新規プレイヤーの参入やサービス多様化が進む見込みです。本リストは2025年現在の主な企業を網羅しましたが、日進月歩の業界動向に合わせてアップデートが必要でしょう。生成AI開発のパートナー選びの際には、自社の課題や目的にマッチしたサービス領域・実績を持つ企業かどうか(生成AI開発の経験、受託開発の実績、コンサル能力等)を見極めることが重要です。各社の公式サイトや導入事例も参考に、自社に最適なパートナー企業を選定してください。
この一覧に掲載を希望される企業はお問い合わせよりご連絡ください。さらに掲載は有料となります。
また、弊社でも生成AIを活用した開発・コンサルティングを行なっておりますので、ぜひお問い合わせくださいませ。