はじめに
本記事は、弁護士ドットコムの主催するGEN AI EXPOに参加してのイベントレポートです。編集部が参加したイベントのみのレポートですので、全てのイベントがないことはご了承ください。
AIと共通化する未来・ビジネスの現場はどう変わるのか?
- パークシャテクノロジーズ 上野山氏
- 情報革命時代にソフトウェア時代は不可逆な進化である。これを面白いと思えるかどうか、その人たち・チームがDXチームや組織に入るべきである。変化が面白い、細かいことを回すことが面白いと思う人は別。
- 変化が面白いというそういう人にロールを与えてあげるなど、マネジメント側はアサインを気をつける必要がある。参加している方の子供の今後の50−100年を考えると、今のAIの変化を拒絶せず面白いものだとしてインプットして触ってみてみると良いと思います。
- 今日からできることは何か?
- とにかくいろんなサービス、AIエージェントに触れて、自分で勉強していくこと
- これまで数年AIに関して話したことがなかったが、徐々にそれが当たり前になってきている
AIで人々に機械を創造していくOpenAI Japanの日本における役割
- 300万の開発者
- 92%フォーチュン500
- 2億人のアクティブユーザー
- GPTsは350万
- 社員は1100名
- AI開発者450
OpenAI ポートフォリオ
AIモデル
GPT-4.0
最先端のマルチモーダル、調整モデル
GPT-4.0 mini
低コスト/サードパーティに最適化されたモデル
01-preview & 01-mini
実世界の問題を解決する最新のシリーズのモデル
DALL-E
人工知能による画像生成
TTS (Text to Speech)
テキストを自然言語音声に変換
WHISPER
音声テキスト変換
- API
製品
ChatGPT
ChatGPT ○ Team
ChatGPT ○ Enterprise
78%:個人のAIを仕事に使っている従業員の割合
AIを組織で導入する3つのパターン
- AIと共に働く組織構築
- AIを活用した業務の自動化 ー ChatGPT/OpenAI API
- AIをサービスや製品に組み込む ー ChatGPT/OpenAI API
多くの企業がこれらに該当している。
進化するBPaaS!AIワークフローで実現するAIネイティブな業務プロセス改善
元々のBPOから、専門BPO、その後BPaaS、次世代型のBPaasと進化していっているが、その次世代型BPaaSとして提供しているのが、以下2つのサービス
- omni workspace
- difyと近いような形でGUIでワークフローを作成できるサービス
- 領域で特化で、新規事業開発や動画作成
- omniアシスタント
- 従来型のアシスタントサービスとの違い
- 時間が短縮される
- 属人化しないことと一定以上のクオリティを担保できる
- BPOサービスでも、人の入れ替わりがあり品質が担保されないことがある
- 従来型のアシスタントサービスとの違い
編集後記- AIソリューションの進化と課題:法人向けChatGPT導入とワークフロー自動化の未来
AI技術が進化を続ける中、法人向けのAIソリューション、特に議事録作成や特定の業務に特化したAIサービスが次々と登場しています。特に注目を集めているのが、法人向けに提供されるChatGPTの導入支援ですが、その魅力はセキュリティ面の強化や社内利用の円滑化に焦点が当たっています。しかし、こうしたソリューションにはまだ大きな課題が残されており、他社との競争で差別化を図るのが難しい状況です。
法人向けChatGPTの現状と課題
多くの企業がChatGPTを導入できる環境を提供し始めていますが、その訴求ポイントは主にセキュリティの向上と社内の利用促進です。しかし、導入が進まないケースも多く、現状ではマーケティングやセールスの力が重要な決定要因となっているのが実情です。
また、他社製品との差別化が難しいため、競争が激化する中で価格だけでなく、ユーザー体験やサポート体制も重要なポイントとなっています。
SaaS型AIソリューションの進化
法人向けのChatGPT導入サービスに加え、最近では、より限定的なユースケースに焦点を当てたSaaS型のAIソリューションも登場しています。
これらのサービスは、人事、営業、マーケティング、経理など、特定の業務に特化したUIを提供し、ユーザーがプロンプトをいじる必要が少ない使いやすい設計になっています。しかし、多くのSaaSはデータ連携や他のサービスとのAPI連携が不足しているため、ワークフローの自動化には限界があります。これにより、追加の開発が必要となり、結果として導入や維持にコストがかかることが問題となっています。
ワークフローの自動化とDifyの可能性
こうした課題を解決するために、Difyのような柔軟なワークフロー作成が可能なツールが注目されています。Difyは、データ連携やワークフローのカスタマイズ性が高く、全社展開することで生産性を向上させるポテンシャルを持っています。
バックエンドにDifyを導入し、エンドユーザー向けには簡単なUIを提供することで、権限管理や業務の効率化が進めやすいのも大きな強みです。
AIコンサルティングと受託開発の増加
AIソリューションの需要が高まる中、生成AIに特化したコンサルティングや受託開発を行う企業も急増しています。しかし、これらの企業がブースを並べると、どの企業が何を提供しているのかが分かりにくく、最終的には実績や企業ロゴが重要な差別化要素となります。
そのため、いち早く実績を公開し、マーケティングに注力することが競争を勝ち抜く鍵となるでしょう。
結論
AI導入においては、単に特定のタスクを効率化するだけでなく、企業全体のワークフローを包括的に最適化することが重要です。Difyのような柔軟性の高いツールやAIコンサルティングサービスを活用しながら、オーダーメイドのソリューションを提供することが、今後のAI活用の成功のカギとなるでしょう。