こんにちは。AI・生成AIを経営・事業に生かすメディア「AINOW」のAINOW編集部です。多くの企業が顧客情報を利用して効率的にメール生成し、メールマーケティングを行なっていきたい需要があります。
このメール送信機能の活用によって、よりパーソナライズされたコミュニケーションが可能となり、顧客の反応を高めることができます。
本記事では、顧客情報を活用したメール生成・メール機能の基本的な操作方法やメールマーケティングの効果、具体的な手順を詳しく解説します。機能をフル活用し、顧客とのコミュニケーションを強化していきましょう。
解決する課題
1.メールの返信率が低い
- 顧客情報をもとにしたメールを送信できていない
- カスタマイズされておらず、テンプレートで送ってしまっている
2.メール送信に人件費がかかる
- 人の採用や、メールの内容の育成が必要
- 業務委託、アルバイト、社員などで固定で人件費がかかってしまっている
3. メール内容のフィードバック工数がかかる
- メール送信の文面の確認する工数がかかる
- 人だと学習せず、同じ問題を繰り返す可能性があり、フィードバックが手間である
- メール文面の属人性が高く、営業を仕組み化できていない
これらを、AI・LLM×メール送信の自動化で、解決する仕組みです。
従来のメール送信とAIによる自動生成と送信の比較
AIによるメール生成・送信の自動化がもたらすメリットと、従来の方法との比較です。
比較項目 | AIメール自動化サービス | 従来のメール作成・送信 |
---|---|---|
コスト削減 | 自動化で人件費削減 | メール作成・送信に人件費がかかる |
人員配置 | 人の採用不要 | 人材の採用とトレーニングが必要 |
スピード | 瞬時にメール作成・送信 | 手動作成に時間がかかる |
柔軟性 | スケールに応じてプラン変更可能 | 社員、業務委託などで固定費がかかる |
一貫性と品質 | AIによる標準化・パーソナライズ対応 | 担当者によるばらつきが発生 |
拡張性 | メール送信数に応じてプラン選択可能 | 大量メールの場合、人的負担が増加 |
効率性 | タスクの自動化で効率向上 | 手動での処理が必要 |
ポイント
- コスト削減:人件費が抑えられるため、長期的にコスト効率が高い。
- 柔軟なスケール対応:従業員の採用や育成が不要で、送信数に合わせてプランを調整可能。
- 一貫した品質:AIによる一貫したメール内容でブランドイメージ向上。
- 即応性と効率化:手間をかけずにスピーディーなメール送信が可能。
AIで営業メールを生成するコストメリット
1000通あたりのコストを「時給5000円のシニアセールス担当」「時給1200円のアルバイト」「AIメールシステム」で比較した表です。シニアセールスとアルバイトの場合、1通あたり5分でメールを作成・送信すると仮定していますが、実際は5分で文面作成から
比較項目 | 時給5,000円のシニアセールス | 時給1,200円の 営業アルバイト | AIメールシステム |
---|---|---|---|
時給 | 5,000円 | 1,200円 | – |
1通あたりの作成・送信時間 | 10分 | 10分 | 自動 |
1000通にかかる作成時間 | 10,000分(約166.7時間) | 10,000分(約166.7時間) | 自動・3日以内 |
1000通あたりのコスト | 約833,333円 | 約200,000円 | 75,000円(1,000通プラン) |
- シニアセールス担当:高コスト(833,333円)、手動対応により効率低
- アルバイト:比較的低コスト(200,000円)だが、人的負担が依然として大きい
- AIメールシステム:最も低コスト(75,000円)で、全自動化による効率と品質の向上
セールスチームの規模、営業件数が多ければ多いほどコストダウンと品質の両方を担保することができるのでAIメールシステムは非常におすすめです。
顧客情報を活用したメール送信の自動化システムの紹介
現代のビジネスにおいて、効率的な顧客対応や関係構築は競争優位を築くための重要な要素です。しかし、特に多くの顧客情報を持つ企業にとって、手動での情報収集やメールの送信は時間とコストがかかる課題です。そんな中、顧客情報を基にメールを自動生成し、送信するシステムが注目されています。本記事では、このシステムの概要、導入メリット、そして操作の流れを解説します。
全体像
システム導入のメリット
- 顧客情報をもとにした高精度のメール送信
- リソース削減と作業の自動化
- 顧客とのエンゲージメント向上
顧客情報の取得方法と管理
まず、メール送信の基盤となるのが、顧客情報の取得と管理です。このシステムでは、様々な情報源からデータを集約し、分析・管理を行うことが可能です。
顧客情報の取得元
顧客情報は、営業支援システム(CRM)やマーケティングオートメーションツールから自動的に収集できます。たとえば、SalesforceやHubSpotといった人気ツールから直接データをインポートすることが可能です。
- 失注情報:購買が成立しなかった顧客情報を分析し、再アプローチに役立てます。
- 解約情報:契約を終了した顧客についてのデータも取り込み、適切な再アプローチや解約防止に活用可能です。
顧客情報の管理と整理
収集した顧客情報はGoogleスプレッドシートなどで管理し、日々の更新や整理が可能です。スプレッドシートの柔軟な検索機能と組み合わせることで、必要な情報を効率よく抽出でき、メール生成に適した状態に整えます。
顧客情報を基にした自動メールの生成
AINOWが開発した営業メール自動化ツールのスプレッドシートの画面サンプル
次に、収集した顧客情報をもとに、AIを活用した自動メール生成が行われます。このプロセスには、Difyを用いた最新の生成技術が活用されています。
Difyによるメール内容の自動生成
Difyは、AIモデルであるLLM(大規模言語モデル)を活用して、個別の顧客に合わせたメール内容を自動で生成します。顧客の属性や過去のやり取りに基づき、最適なメッセージを生成することで、より高い効果を期待できます。
- パーソナライズ:顧客の名前や特定の状況に応じた内容で、メッセージの訴求力を高めます。
- 迅速な対応:AIによる自動化により、担当者のリソースを割くことなく、スピーディにメールを作成できます。
Difyとは何かがわからない方はこちら。
自動生成されたメール内容の確認と記録
生成されたメールは、Googleスプレッドシート上に記録されます。担当者はここで内容の確認や修正が可能で、送信前に最終チェックを行うことができます。
GoogleスプレッドシートとGASを用いたメール送信の自動化
AINOWが開発した、顧客情報をもとにしたメール自動生成からのメール送信の自動化サンプル
最後に、生成したメールを実際に顧客に送信するプロセスに移ります。このシステムでは、Google Apps Script(GAS)を用いた自動メール送信が可能です。
Google Apps Scriptでの自動送信設定
Google Apps Scriptを活用することで、スプレッドシートから自動的にメールを送信することができます。これにより、日々のルーチンメールを手動で送信する必要がなくなり、業務効率が大幅に向上します。
- タイマー設定:GASで指定した時間に自動送信することで、適切なタイミングでメールを配信可能です。
- 無償での送信:このシステムはGASを利用するため、メールの送信自体に追加コストは発生しません。
送信後の確認と効果測定
メール送信後は、その結果をGoogleスプレッドシートに自動記録することができます。これにより、どのメールがどの顧客に送信されたかの履歴を確認でき、次回のマーケティング活動に生かせます。
ご料金・利用ケース
料金について
- 料金について
- 以下の基本料金表+初期費用になります。カスタマイズする文面の内容によって異なりますのでイメージとなります。
- 初期費用は、貴社が活用したいデータの取得、データの確認などが必要であるために発生します。
- データの状態に依存(何のデータか、データの状態)しますので、お問合せいただきヒアリングの上算定させていただきます。
プラン | 月料金 | メール送信数 | 営業 利用シーン |
---|---|---|---|
スターター | 15,000円〜 | 100通 | 営業1−2名 |
ベーシック | 40,000円〜 | 500通 | 営業複数名 |
プレミアム | 75,000円〜 | 1,000通 | 営業複数名 |
エンタープライズ | 応相談 | 1,000通以上 | 営業組織、営業チーム全体 |
カスタマイズはどれくらい可能ですか?
- 貴社の活用したいデータ、内容によって追加の開発コストがかかります。
- 都度見積もりをさせていただきます。
※上記は、LLMのモデルの状況/コストで変更になる可能性がございます。
顧客メール自動化システムのまとめと導入のすすめ
導入メリットをまとめると、
- 顧客情報をインプットすることでの返信率の改善
- 人件費、リソースの削減
顧客情報の取得から、メールの生成、送信までを一括で自動化するこのシステムは、ビジネスに大きなメリットをもたらします。
顧客との関係構築を効率化し、リソース削減を図りつつ、ビジネスの成長を後押しするこのシステムの導入をぜひご検討ください。
お問い合わせや詳細情報のリクエスト、またはシステム購入については、以下のリンクからご連絡ください。
よくあるご質問
対応しているメールは何ですか?
- 送信側のメールクライアントは、Gmailのみ対応しています。
Difyの販売はありますか?
- LLMやDifyのアップデート次第で定期的にメンテナンスが必要になりますので、現状は予定しておりません。
- サブスクリプションでの利用となる予定ですが、詳細についてはお問い合わせいただければご相談は可能です。
- LLMやDifyのアップデート次第で定期的にメンテナンスが必要になりますので、現状はDifyのみの販売は予定しておりません。(金額次第で応相談)
導入後サポートについて
- プレミアムプラン以上のお客様は月次で定例ミーティングを必要に応じて実施させていただきます。
- ベーシック、スターターのお客様は導入月に2回ミーティングで初期設定後は、基本的な利用方法の説明のみになります。